メガネの春田静岡駅前店の春田です。
前回に引き続きメタルフレームについてのご紹介です。
ステンレス鋼
1914年に耐熱・耐食性を目的として作られた金属で強度も高く、主にネジに使用されています。
ステンレス鋼は空気中で錆びる金属ですが、クロムを混ぜることで錆が内部にまで浸食しないようにされています。またニッケルを添加することで塩酸からの耐食性を高め、名前の通りStain Less Stell(さびにく鋼)と名付けられました。
切削加工性やそう接性は他の金属と比べると劣ります。
アルミニウム合金
13世紀に発見された金属で、元素的には地球上に最も多く存在する金属です。純アルミニウムは強度に問題がありますが、合金にすることで高強度となります(例ジェラルミン)。耐食性も高く、毒性がない上に超軽量(チタンの60%)という特徴があります。
マグネシウム合金
超軽量(チタンの40%、アルミニウムの67%)の金属です。地球上で6番目に豊富な金属資源でもあります。海中から取り出すことができ、劣化しても土に還る地球環境にやさしい素材でもあるため、チタンに続く次世代の新素材として注目されているようです。ただし表面処理の不安定性、弾性の小ささ、酸・塩類・海水・汗に弱いなどの課題が残っていて、使用後は流水で洗い、しっかりと水気を拭きとるというケアが必要となります。また耐久性・柔軟性を補うためにフレーム表面に樹脂をコーティングすることもあります。
メガネフレーム以外でも携帯電話やノートパソコン、自動車部品などに幅広く使われています。