べっ甲とウミガメの一種であるタイマイの甲羅です。古くは徳川家康の近く用の眼鏡としてもべっ甲が使われるほど日本では馴染みのある素材ですが、ワシントン条約の影響で1994年7月以降は海外から輸入が禁止されたため、今ある鼈甲はそれ以前に獲ったものです
取り扱いに注意する必要はありますが使えば使うほど顔に馴染む特徴があります。メガネの春田では数多くの鼈甲フレームを取り扱っていますので、ぜひ一度店頭で手に取ってその逸品をご覧ください
取扱の注意点
鼈甲はたんぱく質です。自然のものですからアレルギーは起こりません。長く使用してきますと、表面のツヤが無くなりますが、磨くと元の美しさが出てきます。その時多少表面を削りますので、最初は一寸太目のフレームをお奨めします。万が一折れても修理が出来ます。ただし、ここにご紹介のメガネは、今市販されている最近作られたものの価格の二分の一から四分の一ですから、修理代が高いと思うかもしれません。そうならないよう、掛け外しは必ず両手でやり、熱い車内やサウナとか風呂は禁物です。常用するもよし、又は冠婚葬祭用として大事に使ってください。鼈甲を食べる虫がいますので、長期保管にはご注意ください。
鼈甲の価格の違い
鼈甲の色。透明度のいいものほど高価です。左右の色が揃っていること。やや太目に出来ている。前からの見た目と後ろから見た色具合が良いか。デザインが良いか。鼈甲の貼り合わせの仕方はどうか。全て一品物ですから同じ色はありません。左右の色の不揃いはありますが、天然な物の証でもあります。黒甲も希少価値があり高価です
鼈甲の新品仕上げ
長く使われた鼈甲は表面のツヤが無くなってきます。いかにも古い、という感じです。その古さが良い、という人もいますが、折角の鼈甲です。表面を削り、新品仕上げしますと、新しいメガネを買ったときのようにツヤがよみがえります。送っていただければ、10日位で仕上げてお送りします。
代金は12,000円+税~
鼈甲の修理
折れて修理をせずに仕舞い込んである鼈甲フレームはありませんか。鼈甲は修理が出来ます。修理代金は折れた場所、鼈甲の色により様々です。送っていただければ、見積もりを出します
鼈甲の詳細についてはこちら